ヤマハグランドピアノのオーバーホール作業工程3 [ピアノ修理工程]
ヤマハグランドピアノNO.G3(1965年製造 製造番号440039)を整備していきます。
作業工程3
毎日コツコツと仕事してま~す。
響板もかなり変色しているので古い塗料を剥がし、新しく塗り替えます。
ベアリングと呼ばれる弦を押さえる部分の弦溝を少し削り平らにします。
アグラフと呼ばれる弦が通るパーツもご覧の通り錆びているので、これからピカピカに磨きます。
ピンブロック(ピンのまわりにある木)もこの鉄骨の状態なら簡単に取り外せます。
先端部分は手作りのブラシで、これなら狭くて細い場所でも綺麗に錆び落としができます!
ヒッチピンも手作りブラシで綺麗に錆びが取れ、仕上げ用の回転フェルトで磨きます。
今日も頑張りました。
作業は次回につづく・・・・
ヤマハグランドピアノのオーバーホール作業工程2 [ピアノ修理工程]
ヤマハグランドピアノのオーバーホール作業工程1 [ピアノ修理工程]
ヤマハグランドピアノNO.G3(1965年製造 製造番号440039)を整備していきます。
今週からグランドピアノのオーバーホールを開始します。
入荷した状態から完成するまでの作業工程を何回かに分けて掲載していきます。
どうぞこれからの工程をご覧ください。
作業工程1
入荷時のピアノの状態・・・・・・・・汚れていますよね~
作業1
チューニングピンを外す作業です。
写真のT字ハンマーは弦を張るときにだけ使うハンマーですが、
このT字ハンマーでもピンを緩めるくらいルーズピンになっています。
弦をピンから取り外し、次にチューニングピンを全部取り外します。
今日はここまでの作業工程で終わります。
作業は次回につづく・・・・
漂白しました!人口象牙の白鍵盤 [ピアノ修理工程]
人口象牙の鍵盤は本象牙同様長く使用してると黄ばんできます。
このピアノ(カワイUS-7X)の鍵盤も少し黄ばみがありましたので漂白しました。
鍵盤にティッシュペーパーを乗せ、上からオキシドールを塗って日光浴びさせます。
数時間この作業を繰り返すと鍵盤は白くなります。
この作業はやはり天気次第ですので冬の時期はちょっと厄介で~す。
グランドピアノの作業工程「2」 [ピアノ修理工程]
グランドピアノの作業工程「1」 [ピアノ修理工程]
今回はヤマハグランドピアノ [C-3]の弦張り替えを中心に作業工程をご覧ください。
このグランドピアノは本体がとてもきれいでタッチも良く、
中・高音の音もとても良かったのですが、中古のヤマハに良く見かけるボン線(低音の巻線が伸びない弦のこと)が多く、
この際低音弦だけでなく全体の弦を張り替えることにしました。
では作業手順でご説明してまいります。
このピアノの機種名と製造番号です。 1983年製造
チューニングピンを取り外します。
ピン周りのピンブロックも取り換えます。
弦を引っ掛けるヒッチピンと弦枕(アリコート)も磨けばこの通りです!
弦を張り替えたばかりの状態は音階になっていませんので、
これから音階づくり、調律を含め何度も調律していきます。
以上、次回その後の作業をお伝えいたします。
ご拝読ありがとうございました。
ヤマハNO.U7の整備工程案内5 [ピアノ修理工程]
さてさて、工程も最後となりました。
深さを決めます。深さは10mmにしました。
(その他、ハンマーの調整など多くの工程がありますが細かい説明になりますので省略します。)
整調工程の一部の作業です。これは鍵盤の上面を平らにしているところです。
整調がおわったら、調律と整音で何時間もかけて音色を作って仕上げます。
いかがでしたでしょうか?
画像ではわかりにくいところもあったかとは思いますが大凡の中古ピアノの作業工程をご案内いたしました。
今日!お客様宅へお嫁に行きました。
お客様にはとても気に入っていただきました。これからこのピアノが活躍することを願っております。
お買い上げくださったお客様(Y様)本当にありがとうございました。どうぞ末永くかわいがってください。
又、長い工程を見てくださった方々に深くお礼申しあげます。
ご拝読ありがとうございました。