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ヤマハNO.U7の整備工程案内3 [ピアノ修理工程]

作業開始その3:張弦・ペダル磨き・下律など 

これから張弦開始です。
(今まで整備行程「1」「2」をご覧頂いてない方はどうぞ先に「1」「2」を見てください。)

このピアノはアグラフと言ってグランドピアノ見たいに弦を1本ずつ通す穴があるので、普通のピアノよりかなり手間がかかります。

そのぶん弦割と言って弦の間隔を揃える手間が省けるので仕上げは楽です。

u7-34.jpg これから張弦の開始です。

u7-35.jpg チューニングピンに弦を巻きつけてから打ち込みます。

u7-36.jpg 弦のカットの具合が大切です。

u7-37.jpg アグラフに新しい弦が通りました。

u7-38.jpg チューニングピンを真上から見ています。

u7-39.jpg 低音弦に取り掛かります。

u7-40.jpg チューニングピンの頭を揃える作業です。

u7-41.jpg チューニングピンの高さが綺麗に揃いました。

u7-42.jpg 次はペダルの作業です。

u7-43.jpg 磨く前の底板とペダル

u7-44.jpg 機械を使って磨いています。

u7-45.jpg 赤いフェルトが古くなりボロボロになっています。

u7-46.jpg 新品の時のフェルトです。

u7-47.jpg 古くなるとこのように剥がれ雑音の原因になります。

u7-48.jpg 耐久性のある新しいスキンに交換しました。

u7-49.jpg 底板も綺麗になりました。

u7-50.jpg 足の部分の飾り金具の磨きをしています。

u7-51.jpg 綺麗に塗装して取り付けました。

u7-52.jpg 底板にペダルを取り付けました。

u7-53.jpg ピカピカになりました。

u7-54.jpg 鍵盤を取り付ける棚板

u7-55.jpg ピンを丁寧に磨きます。

u7-56.jpg フロント部が綺麗になりました。

u7-57.jpg ピン全部を磨き本体に取り付けます。

u7-58.jpg 鍵盤とアクションを本体に取り付け大まかな音階作り(下律)

作業は次回へ続く・・・・・・

ご拝読ありがとうございました。



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ヤマハNO.U7の整備工程案内2 [ピアノ修理工程]

作業開始その2:弦外し、磨きなど

外装に入る前にまず、ピアノを仰向けにして弦の張り替えを最初にやります。なぜならば、弦を張り替えた直後は音が狂いやすいので弦を張り替え後、ハンマー交換や外装磨き、塗装などをやりながら落ち着かせます。

u7-13.jpg さあ!これから弦とチューニングピン外しにとりかかります。

u7-15.jpg 錆びた古い弦

u7-16.jpg 弦・ピン外し光景1

u7-17.jpg 弦・外し光景2

u7-18.jpg 外した低音弦

u7-21.jpg 弦溝が深い錆びた状態のアグラフ

u7-22.jpg 上記と同じ

u7-31.jpg ルーターで弦溝を平らにしている作業

u7-24.jpg アグラフがピカピカになりました。

u7-23.jpg 気持ちいいですね。

ピンブロックを取り外し響版の掃除などをやります。

u7-33.jpg なかなか厄介な作業です。

u7-32.jpg まだまだ穴は続く・・・・・(泣き)

u7-25.jpg 全部とれました(ホ!)

*この年代のピアノでグランドピアノでしたら鉄骨と響板は塗り替えますが、今回は掃除と拭き上げだけにしておきます。

u7-14.jpg 

(徹底的にやろうと思えば鉄骨を外し、響板、鉄骨の塗り替えなども可能ですが、価格がそれなりにはね上がります。)

そして、弦張り替えにかかる前に最後の準備作業はピンブロックの取り付けと穴開け作業です。

u7-26.jpg さあ!この道具でピンブロックの取り付け作業へ

u7-27.jpg 一穴づつ丁寧な作業に心がけて。

u7-28.jpg ピンブロック打ちこみ完了。

u7-29.jpg 次はドリルで穴開け作業開始。

u7-30.jpg 穴開け完了!

これで弦の張り替え作業に取り掛かる準備が整いました。作業は次回のブログへ続きます。

おっと!その前に。

解体した当日はよく晴れたいたので工房の裏のガーデンで象牙鍵盤を漂白しました。漂白剤はオキシドールです。

鍵盤に直接塗るとすぐにはじいてしまうので、ティッシュをかぶせ、その上からオキシドールを何度も塗り、乾いては塗りを繰り返します。これを天気のいい日に数日行えば鍵盤の黄ばみはほとんど取れます。

u7-19.jpg 象牙鍵盤漂白中。全部で58本!

u7-20.jpg 工房の裏で。

さてさて、次は弦張り替え作業ですね。

作業は次回へと続く・・・・

ご拝読ありがとうございました。


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ピアノ修理工程公開していきます! [ピアノ修理工程]

ヤマハNO.U7(c).jpg ヤマハNO.U7(b).jpg ヤマハNO.U7(d).jpg

新入荷の「ヤマハNO.U7」の修理作業工程を載せていきます。

長~い作業行程ですので何回かに分けて掲載していきますのでどうぞ気長にご覧ください。

上記の画像は工房に入荷した状態の画像です。

製造後約47年経過してるヤマハの象牙鍵盤の高級アップライトピアノです。

これからの作業工程は大まかに言うと、「弦張り替え」「ハンマー交換」「象牙鍵盤の漂白」「外装の塗装修理」「金属部分の研磨つや出し」などです。もちろん調律・整調・整音までして展示します。

作業に入り次第、その都度ブログにアップしてまいります。

なお、販売価格などは新入荷情報に記載いたします。

ご拝読ありがとうございました。


タグ:ピアノ修理
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